これが基本となる正しい治療です
転地療法 2
なぜ転地療法は効果があるのでしょうか。それは環境が変わることにあります。アトピー性皮膚炎では、夏に悪化する人、冬に悪化する人など、季節や気候によって症状が軽快したり、悪化したりし…
転地療法 1
「転地療法」という治療法を耳にしたことはありませんか。この治療法は、名前に転地とあるように、今、住んでいる場所とは違う場所に移り住み、アトピー性皮膚炎の症状の改善をめざすものです。
50g入り以上のチューブがほとんど!海外のステロイド外用薬事情
日本で処方されるステロイド外用薬は、5g入りのチューブですが、欧米では50g以上がほとんど。
入院治療
通院では治療がむずかしいケースでは、入院することがあります。重症化した患者さんのなかには、外にほとんど出ず、なかには昼夜逆転の引きこもりのような生活を送っている人もいます。そのよ…
紫外線療法 2
紫外線には、波長が長いA波と短いB波があります。紫外線療法のうち、おもに行われているのが、A波を用いるPUVA(プーバ)療法と、B波のなかでも治療効果の高い特殊な波長(311~312nm)を照射…
紫外線療法 1
ステロイド外用薬が効きにくい最重症や重症の患者さんには、太陽光線にふくまれる紫外線を照射する紫外線療法が行われることがあります。
そのほかの薬 2
昨今、東洋医学への関心や要望が高まっており、「漢方薬で治療したい」と望む患者さんも少なくありません。実際、アトピー性皮膚炎の治療には、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、十味敗毒湯…
そのほかの薬 1
最重症や重症の患者さんには、過剰な免疫の働きを抑えたり、炎症を治したりする目的でステロイド薬(商品名プレドニン、リンデロンなど)を内服してもらうことがあります。
免疫抑制薬
シクロスポリン(商品名ネオーラル)は免疫抑制薬の一つです。もともとは、臓器移植のときにおこる拒絶反応を抑えることを目的に使われていましたが、皮膚の病気では、乾癬(かんせん)やベー…
抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬 3
ヒスタミンは皮膚にかゆみをもたらす物質ですが、脳や胃、肝臓などにも存在し、脳神経に情報を伝えたり、中枢神経に働いて血圧を調整したり、筋肉を収縮させる作用をしたりします。