アトピーにも嬉しいローフード
[アトピー・ノート] 須永晃子
2015年5月25日 [月]
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みなさんは「ローフード」をご存じでしょうか?
ロー(RAW)=生で、お食事をいただく、というもので、基本的に植物性の素材を非加熱で食べます。
生でいただくことによって、熱に弱いとされる「酵素」を壊すことなく体内にとりいれることができます。
いただいた食べものの栄養素を私たちのエネルギーに変えるために、この「酵素」の働きが欠かせません。
食べものを消化しやすく分解・吸収する「消化酵素」と、そのエネルギーをつかう「代謝酵素」によって、私たちは生命維持しているわけです。
しかし、バランスの悪い食生活をしていると、酵素不足が起こり、疲れや不調の原因になってしまいます。
果物や野菜は消化が早く、非加熱であればそれ自体に含まれている酵素をとりこむことができるのですが、脂の多いこってりした食事やお肉など消化に時間がかかるものを食べていると消化酵素をどんどん消費してしまいます。
さらに、生活習慣でも酵素は減ってしまいますので、夜遅くご飯を食べたり、食品添加物やタバコなど化学物質をとりこむ生活はますます酵素を減らしてしまいますので注意しましょう。
このように現代は酵素不足の人が多いですが、食べものや生活習慣の改善によって、酵素のはたらきを上手に活用して消化と代謝をスムーズにしていれば、健康と美容維持できます。
ローフードを実践し、余分な脂肪が落ちてダイエットに成功している方が増えています。体内から毒素を排出し、毒素をため込まない身体になるため、肌も綺麗になってきます。
ローフードで酵素がしっかり元気に働く身体になれば、着実に肌質の改善につながります!
まずは果物や野菜を生でいただいてみることから始めてみませんか?
須永晃子
米国代替医療協会認定ホリスティック・ヘルス・カウンセラーヒーリング・フード・コンサルタント。津田塾大学英文学科卒業。東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻環境経済学研究室にて「有機農業」を研究。農学修士。”心身のホリスティックな健康を保つ”「ヒーリング・フード」をコンセプトに、講演やセミナー・イベントを開催。食生活とライフスタイルのアドバイスを中心としながら心身の健康改善に導く<ホリスティック・ヘルス・カウンセリング>を行う。著書『心を癒すたべもの ヒーリング・フード』、『リアル・オーガニック・ライフ』等。