生活の中で気をつけたいこと

[アトピーの基礎知識]

2013年12月23日 [月]

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スキンケア(基本は保湿と清潔)

肌は常に清潔に

皮膚についた埃などの汚れや汗、皮脂をそのままにしていると、雑菌が繁殖し、炎症・かゆみの原因になるため、洗顔・入浴で常に清潔にしておくことが重要です。汗をかいた際は、すぐにシャワーを浴びるようにしましょう。

入浴のポイント

  • こすらず優しく洗う
  • 石鹸やシャンプーは刺激の少ないもの
  • 石鹸やシャンプーの成分が残らないよう、すすぎは十分に
  • 高温のお湯はかゆみの原因、避けましょう
  • 湯上りに水やぬるま湯をかぶるとかゆみが出にくくなる
  • 入浴剤は刺激のないもの(試して問題ないもの)ならばOK

皮膚は乾燥させない

アトピー性皮膚炎は皮膚が乾燥しやすいため、病院で処方された保湿剤や、肌に合う市販の保湿剤を用い、しっかり保湿する必要があります。
保湿剤には皮膚のうるおいを保つ成分(ヒアルロン酸、ケラチナミンなど)が含まれていて、皮膚の保湿成分を高め、バリア機能を回復させてくれます。軟膏、クリーム、ローションなどの種類があり、「サラサラ」「しっとり」「肌にしっかりつく」など、使用感のタイプがあります。

主な保湿剤とその特徴

  • 油脂性軟膏…刺激は少ないが、べたつきがある
  • 尿素クリーム・ローション…保湿効果が高く、べたつきが少ない。炎症のある部位に塗ると刺激が起こる場合がある
  • ヘパリン類似物質…保湿効果が高い。べたつきが少なく塗りやすい。わずかににおいがある
  • セラミド…皮膚にある天然の角質細胞間脂質。市販されているがやや高価
  • その他…その他の軟膏や、オリーブオイルなど。使用感は製品によって異なる

アトピー性皮膚炎は気温や湿度によって肌のコンディションが大きく変化するため、保湿剤は自分に適したものを2~3種類用意して、季節や体調、皮膚の状態、体の部位によって使い分けると良いでしょう。

保湿のポイント

  • 保湿剤は日に何回塗っても良い
  • 入浴・シャワーの後、5分以内に塗る

保湿剤は、皮膚に水分を与えるためのものではなく、皮膚の水分を閉じ込めて逃がさないようにするためのものです。乾燥した肌に保湿剤を塗ると一時的にはしっとりとしますがすぐに乾いてしまい、効果はあまり得られません。そのため、シャワー・入浴の5分以内に使用するのが効果的です。
入浴できないときも、ぬるま湯を霧吹きで吹き付けたり、市販の化粧水(刺激のないもの)を使用したりして、皮膚に水分を与えた後に塗るようにすると良いでしょう。
保湿は症状改善だけではなく、予防の効果もあるので、症状があまりひどくなくなっても、毎日のスキンケアとして習慣化することが大事です。
また、空気が乾燥すると肌も乾燥します。部屋の湿度は適度を保つようにしましょう。

衣類・寝具

衣類・寝具の種類によっては皮膚を刺激する原因になるので注意しましょう。授乳中のママも衣類には注意が必要。赤ちゃんを抱っこした時に、赤ちゃんの頬に当たってかゆみが出る場合もあります。
寝具は布団を敷くより、ベッドか好ましいでしょう。ダニの住み家にならないよう、布団や枕にも気を配ります。

衣類・寝具の注意ポイント

  • 毛先がチクチクする素材(ウールなど)は避ける
  • 新品の下着は水洗いしてから使用
  • 柔軟剤はかゆみを起こさなければ使用可
  • 洗濯洗剤は界面活性剤の含有が少ないものを使う
  • 寝具は綿100%のものが良い
  • 布団や枕の中綿は羽毛・羊毛を避ける。ダニが繁殖しにくいポリエステル綿がおすすめ

洗濯は、界面活性剤の少ない洗剤を使い、すすぎの回数を多くしましょう。残った洗剤が刺激になって、かゆくなることを防ぎます。

皮膚をかかないための工夫

皮膚を傷つけない

かいてしまった時に皮膚を傷付けないように、爪は短くしておきましょう。寝ているときに無意識かいてしまう事も多いので、手袋をしたり、良くかく部分は包帯を巻いたりする等、工夫しましょう。

患部を冷やす

患部を冷やすことは、かゆみの刺激を伝える神経の働きを抑えたり、血行を抑えかゆみの物質が広がるのを防いだりするため、有用です。やわらかい布で包んだ保冷剤、冷たいおしぼり等を利用しましょう。スプレー式の保湿剤には冷却効果もあります。

かゆみから意識をそらす

適度に体を動かしたり、自分の好きな事をして意識を他に向けたり、かゆみから意識をそらす工夫をしてみましょう。

その他、心がけたいこと

お掃除

まめにお掃除をして部屋をきれいにしましょう。
年に何回かは、子どものぬいぐるみやカーテン等も洗うようにすると良いでしょう。だだし、掃除や洗濯を徹底するあまりに、完璧を求め過ぎてストレスになることもアトピーには良くありません。ある程度気を配り、「普通のお宅よりきれいかな?」という程度でOKです。

食べ物

香辛料などの刺激物は控えましょう。チョコレートやケーキ、ファストフードなどの油もの、アルコール、珈琲などは人によってかゆみがでることもあります。気を付けましょう。
健康的な食生活は、健やかな体を保つという意味でとても大切なことです。アトピー体質の方に限ったことではありませんが、例えば野菜が少なく肉を中心とした食生活など、家族全体が偏った食生活になってはいませんか?
中には、緑黄色野菜や海草が苦手という人も多いかもしれませんが、肉巻きニンジンや肉詰めピーマンなど、食材や調理法を考えれば食べやすくなるでしょう。栄養を偏りなく十分に摂れば、ビタミンやミネラル不足が解消されます。病院で処方された薬によるケアはもちろん大切ですが、健康な体はアレルギー体質改善の土台となってくれることでしょう。

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