アトピーのお子さんを持つお母さんたちへ

[アトピー・ノート] 横井謙太郎

2014年10月15日 [水]

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以下、私の実の母が書いたコラムです。

お子さんがアトピーで、現在子育てなさっているお母さん方は大変だと思います。私も当時、かゆがる息子をみていて自分が代ってあげられないものかと途方にくれていたことを思い出します。「大変」の一言では言い表せないくらいですよね。

それでもお母さん方めげないで….めげないでください。
大切なお子さんのために。

お母さんが心のバランスをとって元気でいることがお子さんには大切だと思います。現代では、生活すべてを自然界に戻すことは至難の技です。それでも出来ることから始めるしかないのです。生活の仕方を再確認する機会と捉えてみても良いかもしれません。

私の場合は、「食」についてとても勉強をしました。インスタントや加工食品ではなく、極力手作りで食事、おやつ、飲み物を作るようにしました。働きながらということもあり自分自身が辛いと感じることもありましたし、どんなに努力しても息子のアトピーが良くならない時期もありました。

それでも諦めることなく、また前を向いて勉強し続けました。

そんな一生懸命の親の背中をみてきっとお子さんはたくましくしく育つのだと思います。

お母さん方!もう既に頑張り過ぎるほど、頑張ってこられたと思います。今までの最善を尽くしていらっしゃったと思います。

時々ご自分の息抜きもして、リフレッシュしてください!そしてまたお子さんと向かい合ってください。

1人だけ悩んでいるのでは無いことを実感するために、交流やいろいろな活動に参加してみるのも良いかもしれません。ご自分のお子さんに合った方法や情報に、出会える可能性があると思います。

私はアトピーの息子を持って、(息子にとっては辛かったと思いますが)息子の存在に感謝しています。息子がアトピーでなければ、探求や研究や工夫や実践を勉強することはなかったと思います。

息子が教えてくれました。そして母子共にたくましく育ちました。何かを乗り越える毎に強く生きれると思います。これが乗り越えられたから何だって出来ると思うようになりました。

ハードな仕事でも苛酷な状況でも、大丈夫、自分はまた乗り越えられると言う自信が沸き上がって来ます。
受容や忍耐力や粘り強さが味方になってくれます。

息子は、大変な仕事を大変と思わない、たくましい大人になりました。人の役に立とうとする事が、自分を強く生かしてることになるのかも知れません。息子を誇りに思います。

横井謙太郎

NPO法人アトピーを良くしたい代表
生まれつきアトピー性皮膚炎があり、重度の症状に苦しんだ時期もあったが、現在は軽度まで改善。様々な治療を試し、今度は自分が支えになりたい「100人のアトピーの人がいたら、100通りの良くなり方がある」との想いからNPO法人を設立。アトピーサロンの定期的な開催、アトピーの人たちの夢を叶える「ドリームウィッシュプロジェクト」をはじめ、最近はメンタル面のサポートとしてカウンセリング事業にも注力。
NPO法人アトピーを良くしたい(http://atopyrecording.org/)

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