2人目を産む決心がつかない 後編
[アトピー・ノート] 赤城智美
2014年12月19日 [金]
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そうだったのか
前回の続きです。
初めての子育ては特に大変だから、「ようやく落ちついてほっとした」というのは実感ですね。「たいへん」の半分をダーリンは手伝ってくれたのかな?
義母さんにも手伝ってもらって「たいへん」を実感してもらったのかな?甘え上手になれたらいいのになあと思いました。
「赤ちゃんを産んだお母さんだけが、いつも大変な思いをするのはよくない」と、皆が思っていても、いざお手伝いするとなると、これはとても大変なことです。
例えばお風呂ひとつとっても、赤ちゃんは入浴前にうんちやおしっこをすませて、タイミングを見計らうほうがいいし、湯上りタオルや着替えやいろんなものをあらかじめ用意しておいた方が楽だから、入浴前から大忙しになります。
お風呂から上がったら、おむつして水分補給して、爪を切って、耳掃除して、ねんねにたどり着くまでは楽しいけれど長い道のりがあります。
乳児湿疹やアトピー性皮膚炎があると、オイルケアや保湿剤の塗布や、お医者さんの指示によっては包帯をまいたり、薬を飲ませたり。もうこれだけでへとへとになってしまうお母さんはたくさんいます。
赤ちゃんの入浴はお父さんが担当するお宅が多いけれど、ケアが必要な子のためには誰かとペアで一緒にやったほうが笑顔になれます。
大変だったことがたくさん積み重なって「赤ちゃんはもうこりごり」という気分になっているのかも。
上の子も大きくなって目が離せない年頃だけれど、ダーリンと上の子が二人三脚でお手伝いチームを組めるようになると、子どもは二人になっても子育ての大変さは2倍にはならないから、やっぱりダーリンが子育てやお手伝いをどう考えるかがポイントなのではないかと思います。
ただ「子育てを手伝う」ということではなくて、どうやって子育てしたいかしっかり話し合ってみませんか。
「一人目の子育ては本当に大変だったんだよ」と、しっかりわかってもらうことから始めましょうよ。
「二人目」をどう考えるかは、その後でもいいんじゃないかと感じます。
赤城智美
NPO法人 アトピッ子 地球の子ネットワーク専務理事/事務局長。アトピー・アレルギー性疾患の患者とその家族、子どもや女性の暮らしを支援することをとおして、人と自然が共生し多様な価値を認めあい、誰もが共に生きることができる社会の実現をめざして活動する、発足18年目のNPO法人。電話相談、調査研究、イベント企画立案と実施、講師派遣、執筆、電話相談窓口開設や開設後のサポート、他商品開発や表示についてのアドバイスも行っている。 Webサイト「食物アレルギー危機管理情報(FAICM)」運用中