アトピーは治せる!? 中編

[アトピー・ノート] 松崎みさ

2013年12月06日 [金]

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ステロイドを使わない決断

前回、「アトピーは治せる!? 前編」でアトピーとの出会いについてお伝えしました。
お医者様からは、娘は卵アレルギーであり母乳に含まれる卵に反応している可能性もあるので、授乳をやめステロイド剤を使うようアドバイスを受けました。いただい処方箋を持って薬局に行き、ステロイド剤他2種類のお薬をいただきました。自宅に帰り娘にお薬を塗ろうかと思いましたが、なんだか胸騒ぎがしてインターネットで検索し薬の作用や効能を調べました。ステロイドには効き方によって複数の段階があり、処方されたものはその製薬会社の中で最も強力なもので、1週間以上の常用はしないようにと書かれていました。
「娘のアトピーは1週間で治るのだろうか?、治らなかったときはどうすれば…」
もう一つ処方されたのが血行をよくするためのお薬です。ステロイドを使うと血行が悪くなるので、血行を良くするためのお薬が必要ということでした。こちらの薬については、悪い情報があったわけではないのですが「薬で血行を止めて、またまた薬で血行を良くする」ということに何か矛盾を感じました。
ネットの中には、ステロイドを使って完治した方から長期間ステロイドを手放せず苦しんでいる方まで、様々な情報が載っていました。
「娘のアトピーもステロイドで治るかもしれない、でももし治らなかったら…」
「ステロイドは後からでも使える、今はお薬を使わない方法を選択しよう!」
そう決断し薬を全てゴミ箱に捨てました。そのときはまだ、どうすれば治るか全く想像できていませんでした…。
口も聞けない赤子に、「掻いてはダメ!」と言って伝わる訳ではありません。赤ちゃん用の手袋を買い込み、掻き毟らないように手を保護しました。そのうちに足にも症状が出始めて、足の先でひっ掻き始めるので靴下もはかせました。娘にも知恵がついてきて、自分の口で手袋をはずして、掻きだしてしまうので、今度は主人の長い靴下を両手足にはかせて外せないようにしました。
こうして半年間のアトピーとの闘いが始まります。
次回は、アトピーを良くするために大切なことについて書きたいと思います。

松崎みさ

(社)日本ナチュラルビューティスト協会理事長
酵素栄養学指導師
1970年生まれ。獨協大学卒
幼少期を南アフリカ共和国で過ごす。
学生時代世界40か国以上を旅した経験をもとに26歳で中古車輸出会社(株)アガスタを起業する。2004年、同社を東証マザーズに上場させる。
娘が生後半年でアトピーと診断され、ステロイドに頼らない治療法を選び、試行錯誤ののち、酵素栄養学と出会う。
自身の体験をきっかけに、病気予防のための食べ方に興味を持つようになり、「ナチュラルダイエット」という食べ方理論を提案。
「ナチュラルダイエット」を世の中に伝えるべく、2010年(社)日本ナチュラルビューティスト協会を設立、東京港区に本部校Blooming Lotus STUDIOを開設させ、2012年「ナチュラルダイエットマイスター」資格コースをスタートさせる。
学んだ知識を生かせるライセンス講師制度も作り、女性の活躍を支援している。
その他、途上国の飢餓と先進国のメタボ解決に同時に取り組む組織Table For Twoの評議員なども務めている。

<その他の活動>
YGL(ヤング・グローバル・リーダー)2005年選出
ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005 受賞
Beyond Tomorrow 理事
Table For Two 評議員
<著書>
2013.03(出版予定)「超カンタン!体型別・体質改善酵素ダイエットプログラム」(ディスカバー21)
2012.12「キレイをつくる酵素レシピ」(永岡書店)
2011.12『「酵素」で免疫力を上げる』(永岡書店)

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