清水良輔先生の診察日記
これからステロイドを使おうと考えている方へ
ステロイドを使用する際に不安が全くないという方は少ないと思いますが、ステロイドを使ってアトピーが良くなるという結果につながるためにはこの不安を乗り越えて使用できるかどうかが大きな…
“ストレス掻き”に気付いている方々へ、「ストレスマネジメント」のすすめ
掻くときはどんなとき?と聞くと、ほとんどのアトピーの方が暑いとき、眠いとき、イライラしたとき、ほっとしたときというように答えられます。何かイライラしている日に掻いてしまったとか、…
掻いているところをみかけたら(子供編)
子供が掻いている姿をみると家族は胸が痛みますね。だからといって「掻いてはダメ!」、「また掻いている」、「叩いておきなさい」など、つい言ってしまうセリフは役に立たないばかりか、返っ…
掻いているのに気付いたら(大人編)
湿疹の部位を掻くと神経ぺプタイドという快感物質が末梢神経から分泌されるため脳はある種のハイな状態になることが推察され、一旦掻き始めると途中で止めることは至難の業と考えられます。し…
掻破行動:セルフモニタリングの奨め
掻く事、擦ること、むしることが減らせるとアトピーが良くなるということはわかっていただけると思います。しかし、いざ取り組むとなるとなかなか難しく「我慢しよう」「かゆくなったら冷やそ…
阪神大震災とアトピー性皮膚炎 1
1995年1月17日早朝、当時の勤務先である神戸労災病院に車で向かっていました。自宅から病院へはその時間帯はスムーズに移動でき、その道中の状況は倒壊したビルなどもなく被害の甚大さが計れな…
阪神大震災とアトピー性皮膚炎 2
震災当時神戸労災病院には約20名のアトピー患者さんが入院していました。最上階である6階の病棟は余震の揺れも強く、入浴も出来ない状況で多くの方が退院を希望されました。一方、継続して入院…
阪神大震災とアトピー性皮膚炎 3
戻って来られたアトピー患者さんの話を聴いて印象的であったことは、とにかく入浴できないということがすごく気になった方が多かったことです。親戚にお願いしたり、入浴施設へ車で通ったり、…
阪神大震災とアトピー性皮膚炎そして東日本大震災 4
自分も被災し被災地においてアトピー性皮膚炎を診療して感じたことを箇条書きにまとめてみました。
阪神大震災とアトピー性皮膚炎そして東日本大震災 5
私は阪神大震災の被災経験があるせいか東日本大震災が起こったあとは、つい阪神大震災のことを思い出しながら診療している自分がいました。毎晩テレビで今まで見たこともない津波の映像に見入…