アトピーの現状

[アトピー・ノート] 横井謙太郎

2013年10月13日 [日]

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みなさんいかがお過ごしでしょうか。
現在はステロイド治療がアトピーの標準治療であるとされています。厚生労働省、つまり国がそう言っているということですね。
さかのぼること20年前、ニュース番組の中でステロイドは使うべきでないという報道されてから、ステロイドバッシングの時代に入ります。
ステロイドをきちんと塗りなさいというドクター、ステロイドは絶対に塗るな!というドクター、そこに、ステロイドは悪だという考え方、民間療法が入り込みます。
漢方、化粧品、スキンケア商品、水、温泉などジャンルは様々。真剣に真摯に展開している企業も多いのですが、厄介なのはアトピービジネスといわれるような企業も入り込んでくる。また、現代はネットがこれだけ普及したため、アトピーの世界は「何を信じればいいのかわからない!」という時代になっているのだと思います。
こんな状態だからこそ、私たち(患者側)がしっかりとしなければならないと思うのです。なぜなら、ステロイドの議論をしてたってアトピーは良くならない。原因を特定することが難しい病気なので、原因を探しをしてもなかなか良くならないのが現状だと思います。
だからこそ、原因論ではなく未来志向、解決志向をきちんと理解し実践していきたいと思います。

横井謙太郎

NPO法人アトピーを良くしたい代表
生まれつきアトピー性皮膚炎があり、重度の症状に苦しんだ時期もあったが、現在は軽度まで改善。様々な治療を試し、今度は自分が支えになりたい「100人のアトピーの人がいたら、100通りの良くなり方がある」との想いからNPO法人を設立。アトピーサロンの定期的な開催、アトピーの人たちの夢を叶える「ドリームウィッシュプロジェクト」をはじめ、最近はメンタル面のサポートとしてカウンセリング事業にも注力。
NPO法人アトピーを良くしたい(http://atopyrecording.org/)

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