乾燥が気になる冬のスキンケアに植物オイルはいかが?

[アトピー・ノート] 松峰啓真

2013年12月18日 [水]

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気温が低く、空気が乾燥する冬は、肌の水分も奪われて肌の乾燥がすすみますよね。アトピー肌の場合、お肌のバリア機能が弱いことに加え、乾燥しやすい肌質なので、お肌の保湿はとても大切。
そこで、植物オイルの特徴を知ってスキンケアに役立ててみませんか?
本日は、スキンケアオイルとして、使いやすい代表的なオイルをご紹介します。

※ナチュラルコスメショップなどで販売されています。
※全身のケアに使う前に、腕の内側に少量をつけ、パッチテストで肌に合うか確認してください。

顔・体のケアにお勧めな植物オイル

ホホバオイル

砂漠に自生する植物のホホバの種子から採れるオイルです。オイルといっても、実は植物性ワックスと呼ばれるロウで、低温で固まります。肌にはスルッと広がり、保湿力が高いのが特徴。また、浸透性も良く、被覆作用に優れているので、乾燥肌にはとてもお勧め。べたつきにくく、滑らかな肌を維持します。非常に酸化しにくく、安定かつ保存性に優れています。

マカデミアナッツオイル

若い人の皮脂に多い脂肪酸(パルミトオレイン酸)を多く含むので、アンチエイジングのスキンケアに利用されています。肌でのすべりは良く、浸透性も高いです。ホホバオイルよりもしっとり感が持続します。比較的酸化しにくいので、扱いやすいでしょう。

スイートアーモンドオイル

古くから化粧品の材料として使用され、使い心地も良いオイルです。乾燥肌を含め全ての肌質に合うと言われ、かゆみや炎症予防にお勧め。ホホバ油やマカデミアナッツ油よりも、若干しっとり感が強いかもしれませんが、乾燥が気になる季節にはよいでしょう。比較的酸化しにくいですが、マカデミアナッツやホホバよりは酸化しやすいので早めに使いきりましょう。


松峰啓真

ファルマボタニカ株式会社 研究開発部 品質管理室 室長
薬剤師。東京理科大学卒。2年間の米国留学を経て、アレルギー専門クリニックの処方箋取り扱い薬局で薬剤師として勤務。2008年より現職に就任。アレルギー対応スキンケア製品の輸入販売、自社開発製品の品質管理・製品開発に携わる。2010年にオーガニック植物を使用した精油とスキンケアのブランド「Organique」の立ち上げに参画し、現在はアサイーオイルをはじめとする高機能オイルの研究に注力している。マスターズ水泳でも活躍中。

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