アトピー克服日記 中編

[アトピー・ノート] 横井謙太郎

2013年12月15日 [日]

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前編の続きです。そんな中、明確に言えることが1つだけあります。
「記録」をつけ、自分のアトピーの状態を知っておくこと、もっと言えば「記録」を通じて自分と向き合っていることがもっとも重要で、アトピーが改善していったのだと思っています。私の場合はブログを書くという方法で、毎日自分のアトピーについて記録していました。アトピーと家族、アトピーと仕事、アトピーと精神状態、アトピーと住まい、どんなときに掻いているのか、どうやって対処するのか、などなど。それに加え、自分のアトピーの状態を部位ごとに記録していきました。

1月20日 顔△ 首○ 背中× …こんな感じです。

自分の内面とアトピーは、私の経験からは間違いなく結びついていると思います。自分がなぜ落ち込んでいるのか、なぜ喜んでいるのか、記録をつけることで明確になることもよくあります。また、アトピーが辛い時にも、書くことがストレス発散になりましたし、おかげで自分を客観的に見ることができたように思います。また、振り返ることで、無意識にクセのように掻いていることが多いことに気づくことができました。私の場合、玄関のカギを開けるあたりから、掻きたいモードに入っていました。そして、靴を脱ぎ、廊下を歩き、自分の部屋へ入ると、服を脱ぎ、椅子に座りながら、膝裏から掻き始め、徐々に首や腕を掻く、1時間くらい掻き続けることがありました。まずはその無意識にしている掻きグセを見つけることがとても重要です。
次回、後編では具体的な対策についてご紹介します。

横井謙太郎

NPO法人アトピーを良くしたい代表
生まれつきアトピー性皮膚炎があり、重度の症状に苦しんだ時期もあったが、現在は軽度まで改善。様々な治療を試し、今度は自分が支えになりたい「100人のアトピーの人がいたら、100通りの良くなり方がある」との想いからNPO法人を設立。アトピーサロンの定期的な開催、アトピーの人たちの夢を叶える「ドリームウィッシュプロジェクト」をはじめ、最近はメンタル面のサポートとしてカウンセリング事業にも注力。
NPO法人アトピーを良くしたい(http://atopyrecording.org/)

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