「掻くな!」って言われると!
[アトピー・ノート] 横井謙太郎
2013年12月06日 [金]
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かゆいときに、「掻かないの!」とか「掻くな!」って言われたことありませんか!?アトピーの人なら必ず言われたことのある一言ですよね?
実は、私も生まれつきアトピーを持っていて、「掻かないの!」というセリフを何万回と聞いてきました。
家族、恋人、友人、ときには見知らぬ近所のおばちゃんまでみんな心配してくれて、何とかしてあげたいと思っているからかけてくれる一言なんですよね。かゆくないときであれば、当たり前のように理解ができますし、感謝することができます。でも、かゆみのスイッチが入ってしまった私たちにとっては、かゆいときに「掻くな」って言われると「うるさーい!」って思うことの方が多いのではないでしょうか?
そこで、こんなアンケートを実施してみました。
かゆいときに「掻くな」って言われると「うるさーい!」って思いますか?
結果
- すごく思う(73%)
- そんなに思わない(17%)
- 全然思わない(10%)
7割以上の人が「うるさーい!」って思っているんですね。かゆいときには邪魔されたくないですし、当然と言えば当然の結果かもしれませんね。
かゆみのスイッチが入ってから、「掻くな」と言われたら、「ありがとう」と返して、掻くのがいいかもしれません。かゆみのスイッチが入ってからでは、掻くことを我慢することは本当に難しいことですからね。また、これをアトピーでない人が理解することも難しいことです。ですから、「かゆみのスイッチが入る前に対処すること」、これがQOL向上の最も近道となりそうですね。少しでも良いので、このことに是非意識をもってみて下さい!
次回は「かゆみのスイッチが入る前に対処すること」の具体例を紹介しますので、どうぞお楽しみに!
横井謙太郎
生まれつきアトピー性皮膚炎があり、重度の症状に苦しんだ時期もあったが、現在は軽度まで改善。様々な治療を試し、今度は自分が支えになりたい「100人のアトピーの人がいたら、100通りの良くなり方がある」との想いからNPO法人を設立。アトピーサロンの定期的な開催、アトピーの人たちの夢を叶える「ドリームウィッシュプロジェクト」をはじめ、最近はメンタル面のサポートとしてカウンセリング事業にも注力。
NPO法人アトピーを良くしたい(http://atopyrecording.org/)