アトピーをもつ兄を見て 後編

[アトピー・ノート] 船津未帆

2013年12月06日 [金]

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前編の続きをかきたいと思います。
兄は、いつもかゆそうでよく足を掻いていた。叩くこともあった。血が出ていることもあった。クリームもよく塗っていた。大変そうだな…と思っていたけれど、やはり考える力も幼く、その大変さを理解することは出来なかった。そして、兄も辛いと弱音をはいた姿を見たことがない。妹には見せまいと思っていたのかもしれない。いつも「無言」で掻いていた。大変だったと思う・・・。比べようのないことだけれど、蚊にくわれてかゆい時、掻いている手が止まらない時、兄はこれがずっとなんだな・・・と想像することが何度もあった。しかし、やはり体験した人にしか本当の意味での大変さはわからない。
小さい頃は、母が兄のアトピーを良くするためにたくさんのことをしていたけれど、大人になって兄は本当に自分がアトピーを治すんだと立ち上がった。
結果、アトピーは劇的に改善した。
逃げ出したくなるようなことにも逃げずに、自分のカラダを改善し、そして自分が良くなったら自分のことだけではなく今度は周りのアトピーの人たちの役に立ちたいと今活動している。今の活動を選んだことに、正直私はビックリした。スゴイと思った。勇気を持って立ち上がった兄を、私は心から尊敬をしている。

船津未帆

モデル・FREEGENIC代表・モデルビューティアドバイザー
15歳からモデルを始める。
大手プロダクションに所属し、数々の広告・雑誌・CM・ファッションショーに出演。
また現在は、映画、舞台など、女優としても活動している。
一方、2008年から、女性がより美しくなる場として、モデルが教えるビューティ講座「FREEGENIC」を立ち上げる。一般女性・新人モデル向けウォーキング、ポージング、写真の撮られ方などの講座を開催している。
又、代官山コレクション実行委員として、花と緑の「代官山フラワーフェスティバル」の制作を中心に、ビューティイベント・ファッションショーなどの企画・プロデュースをする。

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