1人のときに掻き続けるクセ 後編

[アトピー・ノート] 長谷川敏子

2014年4月16日 [水]

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みなさんは、仕事で座ってることが多いですか?それとも、現場で立ち仕事が多いでしょうか?
私はライターという仕事柄、パソコンに向かって座りっぱなしが多いんです。そんなとき、かゆくなる部分があります。それは、お尻から太ももにかけて、ちょうど椅子に接している部分。いつの間にか汗をかいたりしているのでしょうか。座って仕事をしている時というよりも、立ち上がったときにとてもかゆくなることがあります。
特に困るのがトイレに行ったときです。かゆくなるのはお尻の辺りなので、人前で掻くことはありません。しかし、トイレの個室に入り1人になった途端、無意識に患部を掻いているんです。いつも気をつけているつもりなのですが、誰からも見られていないからついつい…。
何かいい方法はないかと考えて、ある時、洗面台で手を洗っているときに「これだ!」と思いました。それは「鏡」です。トイレの個室に入る前に、洗面台の鏡に映った自分の、首や顔の患部をちょっと確認します。すると、赤くなったりカサカサしている患部を見て、「あっ、これがお尻や太ももにもあるんだな。掻いたらひどくなるんだな」という自覚ができるようになり、個室で1人になっても掻かなくなりました。
みなさんも、周囲に人がいるときは掻かなくても、1人になった途端に掻きたくなることがありませんか?そんなときは、あえて患部を鏡で確認すると掻く回数が減るかもしれませんよ。

長谷川敏子

1971年、山形県生まれ。生後間もなくアトピーを発症し、小中高校時代は悪化したが、現在は軽度。琉球大学卒業後、琉球放送報道部ニュース番組のリポーターとなり、多数の現場取材、原稿執筆、ナレーションを担当した。学生時代から15年間沖縄に住んだ後、2006年、東京に移住。現在、フリーランスのライター、話し方講師、司会者として活動中。

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