なぜかますます悪化する日々

[アトピー・ノート] 石川麻由

2013年12月05日 [木]

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前回の「1か所のかゆみが全身にひろがって」の続きです。

ザイザルを飲み始めて少しは眠れるようになりましたが、アンテベートで抑えられても、かゆさは少し減る程度。すぐに効果が現れるわけではないと思うも、どうしても焦ってしまいます。
顔の発疹が減るどころか増え、ロコイドクリームを大目に塗ってしまいました。顔全体が白く一見肌がきれいになったように見えますが、蝋人形のように、毛穴が消えたような、肌が薄くなったような気もします。

初めての受診から3週間後の予約日。顔のロコイド塗布を中止することになりました。代わりにヒルドイドローションを顔や体の乾燥する箇所に使うことになりました。この日も診断名は付かず、検査はありません。しかし、ヒルドイドローションを塗ると余計にかゆくなり中断。

アンテベートでは、塗って30分もすればまた別の場所がかゆくなりだすため、乾燥からくるかゆみ対策としてワセリンを購入。それでもかゆい範囲が、尻、背中にも広がり、かゆみの間隔時間が狭まり、顔はだんだん赤ら顔になり、皮がめくれるようになってきました。
これはかゆみの原因となるものに常に曝露されているか、取り入れ続けているからかと考え、食物アレルギーの検査のできるアレルギー科に受診。

IgE値は高く、プリックテストをしたところカモガヤアレルギーがあることがわかりましたが、皮膚疾患とは関係がないだろうとのこと。
病院の皮膚科にかかり、体にフルメタ軟膏(プロペト50%)、顔にはグリメサゾン軟膏、そしてアレグラ(2倍量)を処方され、免疫抑制剤のネオーラルを勧められました。

顔に何かを塗るとピリピリし、かゆくなるため塗布せず、カラダにフルメタ軟膏を塗布しても1日中かゆくて掻きむしる日々。
アレグラではかゆみを抑えられなくなり中断。アンテベート、フルメタと計6か月の使用で皮膚が薄くなったのか、少し掻いただけで血が出るようになり、フルメタも中断することになりました。治療をするほどにかゆさが強くなってしまう状況になり、何とかしなければと考え始めました。

この続きは次回の「生活習慣から見直し」でお伝えしたいと思います。


石川麻由

皮膚疾患で入院経験あり。好酸球性膿疱性毛包炎での治療継続中。最近は眠れない程の全身のかゆみから解放された日々を送っています。乳、油、脂肪等を摂取すると下痢、皮膚悪化をおこすことから、食事を中心に生活習慣に気を配る毎日。
食物アレルギーの方のためのスマートフォンアプリ「アレルギーチェッカー」を運営しています。株式会社ウィルモア代表取締役。

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