小学生モモのアトピーレコーディング体験記 前編

[アトピー・ノート] 雫ゆき江

2015年8月10日 [月]

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「今、アトピー日記を書くと、モモが気に入っている化粧品がプレゼントなんだって!パソコンで始めてみる?」

と、問いかけたとき、カツオ節を見つけたネコのように、モモの瞳がキラリと光りました。

「プレゼント? お化粧品? パソコンも使えるの?」

お気に入りの化粧品プレゼントとパソコンを使う許可、ダブルの大好物に飛びついて8歳のモモが、アトピーレコーディングを始めました。

アトピーレコーディングを知ったきっかけは、アトピーの人どうしが集まる交流会でした。

良くなった経験や辛かった状況など、ご自身のことを語る姿を見ていて客観的に自分を見つめることは、アトピーのケアの中で良いことじゃないかと以前から感じていました。

ありのままの自分を受け止め、理解し、励まし、そして応援してくれる一番心強いサポーターになれるのは、他の誰でもなく自分自身じゃないか、と思うのです。モモにも、モモ自身を応援するサポーターになってもらいたい。そのためには、「自分を客観的に見ること」が大切です。

その客観性を身につけるために、アトピーレコーディングは丁度いいと考えていたのですが、小学生に出来るかしら?続けられるかしら?・・・という迷いがあったので、なかなかモモに言い出せませんでした。

そんな時にアトピーレコーディングのモニター募集情報を知ったのです。しかもプレゼントつきの!

「チャ~ンス!!」頭の中で、クイズ番組の解答ボタンを「ピンポーン!」と早押しする自分が浮かびました。

モニターは約1ヶ月間。この期間がんばれば、プレゼントがもらえます。これがモモにとってアトピーレコーディングを始める大きな原動力になったのでした。

雫ゆき江

1971年、栃木県宇都宮市生まれ。
グラフィックデザイナー・ライター・コラムニスト。
調理師免許を持ち、グラフィック、テーブルコーディネート、ディスプレイ、執筆まで幅広く活動。2004年女児出産。生後10カ月で娘がアトピー性皮膚炎と食物アレルギーを持っていることが判明。そこから始まったアトピー&アレルギーの学びと経験で、育児と仕事の両立に泣き笑い奮闘中。
家族は、夫、娘(小2)、猫3匹(左近オス・萬寿メス・千寿メス)。

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