「新・朝の習慣」がアトピーに効果アリ? 後編
[アトピー・ノート] 雫ゆき江
2014年10月06日 [月]
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前編の続きです。
朝、ろくに顔を洗うこともなく登校していたモモ。それが、どうでしょう。いつもよりちょっと早起きして、朝ごはんの後ちゃんと顔を洗います。
優しく優しく化粧水を顔全体になじませたら、鼻と口の周りに少量のスキンジェル。これもゆっくり丁寧に塗ります。そして手鏡を見ながらちょっと自分に惚れ惚れ。この作業だけで10分はかかっています。この朝の習慣は誰にも何も聞かずモモが肌のために考えた方法です。
手鏡を見ながら
「ねぇ、ママ。ちょっとカサカサが良くなってる気がしない?」
「あ、ホントだね。ちょっとキレいになってる気がするよ、化粧水もらって良かったね」
こんな会話が、毎朝のように交わされます。
アトピーの人も使っている安心な自分専用のお気に入り。しかも使うとツルツルふわふわなお肌になる気がする。モモの一日をハッピーにスタートさせる素敵な新習慣になりました。
そして一ヶ月も経たないうちに顔のカサカサやかゆみが消えて、引っかき傷もなくなりました。
その様子を見ていて、この「気がする」というのが実はとっても大事だと思いました。
もちろん化粧品の恩恵もあったのかもしれません。でも一番の理由は毎朝ハッピーな気持ちで鏡を見る習慣。
見るたびに自分の肌の状態が化粧品のお陰でちょっと良くなってる気がする。
鏡を見るのがどんどん楽しくなる。
自分以外の人に言ってもらえることで、ちょっと自信がつく。
そうして積み重ねていった「ちょっと幸せ気分」が自己治癒力を高めることになったと考えれば、ずっと治らなかった口の周りのカサカサが短期間で良くなっていったことも、うなずけます。
化粧品のパワーは成分だけじゃないんですね、女の子の「幸せ気分」を引き出す魔法が入ってる。
モモは自分に魔法をかける新しい朝の習慣をして、今日も「ちょこっと幸せな気分」で登校していきました。
雫ゆき江
1971年、栃木県宇都宮市生まれ。グラフィックデザイナー・ライター・コラムニスト。
調理師免許を持ち、グラフィック、テーブルコーディネート、ディスプレイ、執筆まで幅広く活動。2004年女児出産。生後10カ月で娘がアトピー性皮膚炎と食物アレルギーを持っていることが判明。そこから始まったアトピー&アレルギーの学びと経験で、育児と仕事の両立に泣き笑い奮闘中。
家族は、夫、娘(小2)、猫3匹(左近オス・萬寿メス・千寿メス)。