アトピーと汗をかくということ
[アトピー・ノート] 横井謙太郎
2014年8月22日 [金]
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今日は運動について書こうと思います。
運動をする→汗をかく→かゆくなる→掻く→痛くなる→凹む
こんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
そうなんです。僕もですが、汗をかくととにかくかゆくなる。これを警戒して運動をしなくなるんですよね。ただ、過度の運動は必要ないのですが、適度な運動はやはり大切だと思います。
そんなの知ってるよ!わかってるよ!という声も聞こえてきそうですが、重要なのは頭でわかっていてもなかなか行動に移せない。これが問題なんですよね。
何が良いのかといいうと、運動をすることが良いというよりは、汗をかくことが良いというふうに僕は仮説を立てています。
汗は体内の悪い老廃物をだして、キレイなお水を飲んで、自分のカラダを循環させるようなイメージです。
ウォーキングやランニングで汗をかき、お水で循環させる。汗でかゆくなる問題は、お水を含んだタオルを常にもっておくことで対応する。そんなことしている時間ないよ!確かに忙しいこの現代。
シャワーだったところを湯船に少しでも浸かるようにする。もともと湯船に浸かっているという人は、温度をぬるめに設定していつもよりも少し長く入ってみる、お風呂上りに軽めのストレッチをする(呼吸をお忘れなく)これくらいだったら、どんなに忙しくてもできるはずです。
まずはできることから行動する。
余裕のある人は半身浴をしてみるのも良いかもしれません。僕は、重度アトピーから軽度までもってこれたとき、半身浴もやっていました。
38度くらいのぬるめのお湯に1時間くらいつかります。半身浴ですから、胸の下くらいまでがベストです。心臓に負担をかけないことが重要ですから注意して下さいね。そして、風呂の中でお水をたくさん1リットルから2リットル飲む。
半身浴の良いところは、その場で汗を流せることです。お風呂もぬるめに設定しているので、強烈にかゆくなることはありません。
僕は重度の頃にやっていましたので、ふやけて皮膚がボロボロになります。このときの注意点はタオルで拭くときは、「とにかく優しく」です。
さらに言うと、半身浴が誰にでも合うわけではないでしょうから、別に半身浴をしようよ!ということを言いたいわけではなく、一番のポイントは、「何か行動を起こす」ということ。行動なくして結果は生まれません。何もしなくてアトピー良くならないかなーというのはなかなか難しい。
つらいのは承知の上、つらいですよ。自分も経験してきたからよくわかる。だから、まずは自分のできそうなことからほんのちょっとでいいから行動してみましょう。
世の中のアトピーが良くなりますように
横井謙太郎
生まれつきアトピー性皮膚炎があり、重度の症状に苦しんだ時期もあったが、現在は軽度まで改善。様々な治療を試し、今度は自分が支えになりたい「100人のアトピーの人がいたら、100通りの良くなり方がある」との想いからNPO法人を設立。アトピーサロンの定期的な開催、アトピーの人たちの夢を叶える「ドリームウィッシュプロジェクト」をはじめ、最近はメンタル面のサポートとしてカウンセリング事業にも注力。
NPO法人アトピーを良くしたい(http://atopyrecording.org/)