アトピー日記をつけたい! 4
[アトピー・ノート] 丸岡京子
2014年7月23日 [水]
おすすめアトピー記事
日記をつけていて良かった点は、子どもの頑張りや自分の頑張り、何よりも忘れてしまいそうなコマかなことも記録でちゃんと残ってくれること。それらの記録はゆくゆくの糧になったり、宝物にもなる。
データ化された過去の日記をたまに読み返すと、あー!そういえば!と思うような記述によく出会う。懐かしい友人に出会ったみたいで嬉しい。
過ぎてしまえば辛かった記憶もクスッと笑って読めたり、つくづく私ってよく頑張ったじゃん!!!と自分をいっぱい褒めてあげられる。そんな使い方も記録することの楽しみでしょうね。
一方、外部とのつながりっていうのは何もアトピーに限ったものではないよね。私自身は子どものアトピー治療を通して「大変なときほど他人と繋がらなくては」ということを実感したけど、東北の大震災の例がわかりやすいかもしれない。
あの未曾有の出来事を前にして「大変そうだからそっとしとこう。私には関係ないし」なんて思う人はいるだろうか…。
困難なときにこそ他人と関わって状況を知ってもらうことも大事だし逆に他人の状況にも目を向ける。
独りで考えるとアトピーでこんなに、ツライ、ツライツイラツライ…の毎日かもしれないけど、じゃあ今、社会では何が起きてる???って同時にそっちにも目を向けられる人でありたい。
というのも、我が家が子どものアトピーで苦労したときにアトピーの情報もちょっとは集めたりしながらも、四六時中アトピーのことだけを考えてはいなかった。
実はそれが治療にとっても良かったんじゃないかなと今にして思う。視野を広くもつこと、色々な出来事を刻みながら愉しい人生をおくれたらいいよねって思う。
久々に私も日記をつけようと思う。
丸岡京子
アトピーっ子育児の会代表。現在は関東を中心にアトピーの子どもを持つ親子の交流会や、保育つき勉強会の主催などゆるやかな繋がりで、辛い闘病を愉しい育児へシフトすることをモットーに活動中。