暑さ対策!(準備編)

[アトピー・ノート] 赤城智美

2014年5月23日 [金]

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汗を上手にかけない人は、暑い状態がずっと続くと、頭痛をおこしたり気持ち悪くなったりすることがあります。これは熱中症の軽度のものと考えて、体表面を冷やしたり水分を補って安静にしなければなりません。
そんなことにならないように今からできる対策を考えてみませんか。

対策(1)汗をかく練習

家の近くを30分~45分歩く、室内で体操するなど、少し汗ばむ軽い運動をしてからお風呂で汗を流す。毎日は無理でも、自分のペースを見つけて続けてみませんか?
汗をかく練習は「身体の中に熱がこもってつらい状態」を少しでも緩和する工夫のひとつです。
夏になる前の、今からがちょうどよい準備期間です。

対策(2)温かいものを飲んだり食べたりする

日頃から、身体の中を冷やしすぎないように意識して、

「氷の入ったお茶が飲みたくなったら、冷えたお茶でがまんする」
「冷えたお茶が飲みたくなったら、常温の冷やしていないお茶を飲む」
「常温のものが飲みたいときは、温かいお茶を飲む」

というように、少しずつやってみませんか。

温度変化に身体がついて行けるように、時間をかけて身体の中も夏の状態に持っていくのです。
食後に汗が出た時も、冷たい飲み物を飲んで急いで身体を冷やすようなことはせず、外気にあたって涼んだり、冷たい水で顔を洗ったり、手のひらだけを冷やして汗が落ち着くのを待つなど様々な工夫をしてみませんか。

赤城智美

NPO法人 アトピッ子 地球の子ネットワーク専務理事/事務局長。
アトピー・アレルギー性疾患の患者とその家族、子どもや女性の暮らしを支援することをとおして、人と自然が共生し多様な価値を認めあい、誰もが共に生きることができる社会の実現をめざして活動する、発足18年目のNPO法人。電話相談、調査研究、イベント企画立案と実施、講師派遣、執筆、電話相談窓口開設や開設後のサポート、他商品開発や表示についてのアドバイスも行っている。 Webサイト「食物アレルギー危機管理情報(FAICM)」運用中

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