アトピーと心理の関係

[アトピー・ノート] 横井謙太郎

2014年3月28日 [金]

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ブラインドテストをご存じでしょうか?
ミズ・ローズ(32歳)はバラアレルギーを持っていて、その症状は鼻腔や口腔の発赤や鼻汁の分泌がとまらないほどでした。そこで耳鼻科医のマッケンジードクターは造花のバラを診察室に飾っておいたのです。
その結果、同じように発赤や鼻汁の症状がでました。
マッケンジーが造花であることを明かすと、翌日からミズ・ローズは本物のバラでもアレルギー反応を起こさなくなったというお話です。
推測するに、何らかしらの過去の体験からバラを見るとアレルギーが起こるということが頭にインプットされてしまったのではないでしょうか。このブランインドテストから、いかに心理的な面がアレルギーに密接に関係しているかがわかると思います。
アトピーも同じように思います。過去の何らかしらの体験から、避けるように注意してきたことがあるのかもしれません。
ダニが悪い、甘いものが悪い、油が悪い、汗かくと悪い、日光は悪い、それが本当かどうかは自分の冷静な判断が必要だと思いますし、すべてを避ける生活は非現実的ですよね。それ自体がストレスになる可能性もあるでしょうから注意が必要ですね。

横井謙太郎

NPO法人アトピーを良くしたい代表
生まれつきアトピー性皮膚炎があり、重度の症状に苦しんだ時期もあったが、現在は軽度まで改善。様々な治療を試し、今度は自分が支えになりたい「100人のアトピーの人がいたら、100通りの良くなり方がある」との想いからNPO法人を設立。アトピーサロンの定期的な開催、アトピーの人たちの夢を叶える「ドリームウィッシュプロジェクト」をはじめ、最近はメンタル面のサポートとしてカウンセリング事業にも注力。
NPO法人アトピーを良くしたい(http://atopyrecording.org/)

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