冬に掻きたくなったら

[アトピー・ノート] 長谷川敏子

2014年3月26日 [水]

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冬には冬のアトピーのツラさがありますよね。乾燥した空気のためにかゆくなることもありますが、私は、冷えていた身体が温まるとかゆくなるんです。
例えば、外出から帰ってきて、暖房のスイッチを入れ、部屋が暖まってきたときや、こたつに入って脚や腰回りが温まったとき。それから外出時には、使い捨てカイロを貼ったお腹や腰が温かくなって、かゆくなることもあります。また、電車での移動が多い東京でよくあるのが、座席の下にあるヒーターで温まった時のかゆみ。ひざの裏がかゆくなることがありますが、周りにたくさん人がいるので、そこはグッと我慢しています。
いつ、どんなときにかゆくなったか、このサイトの「アトピーレコーディング」に記録しておくと便利ですよ。
夏と違い、冬は幸いなことに厚着をしているので、掻きたくなっても患部にすぐに手が直接触れるわけではありませんよね。ひじの裏ならセーターの上から、ひざの裏ならタイツやパンツの上から触るしかないと思います。これが、冬のかゆみを軽くできるきっかけになるかもしれません。
私は、「このまま掻いたら、セーターがほつれるかも」「タイツが伝線するかも」と、自分の肌ではなく、その上にある洋服のことを気にかけることにしています。いつの間にか、かゆみのピークを過ぎて、掻かなくても平気になっているんです。もちろん、洋服へのダメージも少なくてすむから、一石二鳥!身体が温まってかゆくなったら、ぜひ試してみてくださいね。

長谷川敏子

1971年、山形県生まれ。生後間もなくアトピーを発症し、小中高校時代は悪化したが、現在は軽度。琉球大学卒業後、琉球放送報道部ニュース番組のリポーターとなり、多数の現場取材、原稿執筆、ナレーションを担当した。学生時代から15年間沖縄に住んだ後、2006年、東京に移住。現在、フリーランスのライター、話し方講師、司会者として活動中。

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