瞑眩(めんけん)反応って?

[アトピーQ&A] 赤城智美

2013年12月22日 [日]

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Q

アトピーに効果があるからと、親戚が洗剤類と化粧品を何種類も買ってきました。
たびたび訪ねてきて、効果はどうかと聞いてくるので、いろいろ使ってみました。
使いはじめてからすぐにアトピー性皮膚炎が悪化しました。
もともと化粧品も洗剤類も肌に合わないものが多いので、できるだけ使わないようにしていましたから、親戚が買ってきたものも肌に合わなかったのだと思います。
「肌に合わない」と親戚に話すと「瞑眩反応だから毒を出し切るまで続けなさい」と言われました。そういうことはあるのでしょうか。(23歳)

A

「瞑眩反応」という言葉は、例えば治療を目的として使われた漢方薬が、一時的に活発な症状を引き起こすような場合に用いられる言葉です。
瞑眩反応自体はそんなに頻繁におこるものではないと聞きます。
最近では、化粧品、洗剤、健康食品、サプリメントなどを、効果を期待して使用した後に何か不都合な影響が出てきたとき、あたかも治療薬のようにして「瞑眩」という言葉が使われているのを目にするようになりました。
多くの商品は「治療」のために開発されたものではないので、「瞑眩反応」という言葉を使うのは適切ではないと思います。
ましてや「症状が出るのは治る経過中の瞑眩反応」とか「毒素を出しているところ」などというセールストークは、薬事法に抵触しかねない、誤解を与える表現だと思います。
日用品に使われている様々な成分は、化学合成品だけでなく、生薬に類するものも、植物成分であっても(あるいは環境に負荷を与えない・・・と謳っているものであっても)、身体にとっては刺激になりうるものです。
皮膚が過敏な人や、なんらかの症状が出ている最中の人、アレルギー体質の人にとっては、一般の人にとってはなんでもないものが症状悪化につながってしまうこともあります。
何かの商品を使った結果はっきりと体調不良を自覚しているのに、「瞑眩」という言葉に惑わされ、使用し続けて悪化の一途をたどってしまうのはとても残念なことです。
使用した結果症状が悪化してしまったら「これはよくない状態」と自覚し「使用を一旦中止して」信頼できる医師に相談することをおすすめします。

赤城智美

NPO法人 アトピッ子 地球の子ネットワーク専務理事/事務局長。
アトピー・アレルギー性疾患の患者とその家族、子どもや女性の暮らしを支援することをとおして、人と自然が共生し多様な価値を認めあい、誰もが共に生きることができる社会の実現をめざして活動する、発足18年目のNPO法人。電話相談、調査研究、イベント企画立案と実施、講師派遣、執筆、電話相談窓口開設や開設後のサポート、他商品開発や表示についてのアドバイスも行っている。 Webサイト「食物アレルギー危機管理情報(FAICM)」運用中

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