生活のなかで気をつけてほしいことがあります 2
[再発予防と生活するうえで気をつけたいこと] 古江増隆 九州大学大学院皮膚科学教授
2016年1月07日 [木]
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衣類や寝具にも工夫をしましょう
衣類の種類によっては、皮膚を刺激する原因になります。寝具も同様です。次のようなポイントを知っておきましょう。
また、授乳中のお母さんも衣類には注意が必要です。ウールなどを着ていると赤ちゃんのほおに毛の先が当たって、それが刺激となってかゆみが出ます。
衣類や寝具のおもな注意点
- 毛先がチクチクするウール素材などは避ける
- 新品の下着は一度、水洗いしてから身につける
- 柔軟剤は、かゆみをおこさなければ使用可
(肌触りがサラサラして汗を吸うため、かゆみの予防効果が期待できる) - 洗濯用洗剤は、界面活性剤の含有量が少ないものを使う
- 寝具は、綿100%のものを使う
(ふとんやまくらの中綿は羽毛や羊毛を避ける。ダニが繁殖しにくいポリエステル綿がお勧め)
(正しい治療がわかる本 アトピー性皮膚炎 平成20年10月30日初版発行)
古江増隆 九州大学大学院皮膚科学教授
1980年東京大学医学部卒業、同年東京大学医学部附属病院皮膚科学教室入局。
85年同病院皮膚科医局長。
86年、アメリカのNational Institutes of Healthの皮膚科部門に留学、88年東京大学医学部附属病院皮膚科復職。
同年東京大学皮膚科学教室講師、病棟医長。
92年山梨医科大学皮膚科学教室助教授、95年東京大学医学部皮膚科助教授。
97年九州大学医学部皮膚科教授、2002~04年九州大学医学部附属病院副院長兼任。
08年より九州大学病院油症ダイオキシン研究診療センターセンター長兼任。
02~04年厚生労働省研究班「アトピー性皮膚炎の既存治療法のEBMによる評価と有用な治療法の普及」主任研究者、05~08年同「アトピー性皮膚炎の症状の制御および治療法の普及に関する研究」主任研究者。
85年同病院皮膚科医局長。
86年、アメリカのNational Institutes of Healthの皮膚科部門に留学、88年東京大学医学部附属病院皮膚科復職。
同年東京大学皮膚科学教室講師、病棟医長。
92年山梨医科大学皮膚科学教室助教授、95年東京大学医学部皮膚科助教授。
97年九州大学医学部皮膚科教授、2002~04年九州大学医学部附属病院副院長兼任。
08年より九州大学病院油症ダイオキシン研究診療センターセンター長兼任。
02~04年厚生労働省研究班「アトピー性皮膚炎の既存治療法のEBMによる評価と有用な治療法の普及」主任研究者、05~08年同「アトピー性皮膚炎の症状の制御および治療法の普及に関する研究」主任研究者。