転地療法 1

[これが基本となる正しい治療です] 古江増隆 九州大学大学院皮膚科学教授

2015年9月17日 [木]

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転地療法とは、環境を変える治療法です

「転地療法」という治療法を耳にしたことはありませんか。

この治療法は、名前に転地とあるように、今、住んでいる場所とは違う場所に移り住み、アトピー性皮膚炎の症状の改善をめざすものです。夏休みや冬休みなどの長い休みのときだけ一時的に移り住む場合と、永住する場合があります。

転地療法をすることで、アトピー性皮膚炎がすっかり治ったかと思うくらい、良好な状態が続くことがあります。

(正しい治療がわかる本 アトピー性皮膚炎 平成20年10月30日初版発行)

古江増隆 九州大学大学院皮膚科学教授

1980年東京大学医学部卒業、同年東京大学医学部附属病院皮膚科学教室入局。
85年同病院皮膚科医局長。
86年、アメリカのNational Institutes of Healthの皮膚科部門に留学、88年東京大学医学部附属病院皮膚科復職。
同年東京大学皮膚科学教室講師、病棟医長。
92年山梨医科大学皮膚科学教室助教授、95年東京大学医学部皮膚科助教授。
97年九州大学医学部皮膚科教授、2002~04年九州大学医学部附属病院副院長兼任。
08年より九州大学病院油症ダイオキシン研究診療センターセンター長兼任。
02~04年厚生労働省研究班「アトピー性皮膚炎の既存治療法のEBMによる評価と有用な治療法の普及」主任研究者、05~08年同「アトピー性皮膚炎の症状の制御および治療法の普及に関する研究」主任研究者。

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