お肌さま

[アトピー・ノート] 丸岡京子

2013年11月12日 [火]

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先日テレビを見ていたら、今話題のお片づけのカリスマ女性が「おブラ様」と言った。そう、ブラジャーのことだ。ブラとかブラジャーなんて呼び捨てにするのは失礼だ、大切なところを包んでくれているのだからというようなお話にほぉーと感心しておりました。そこで早速息子とふたりしてお片づけ開始。
これ、はまりますね、トキメク、トキメかない…と様々なものをより分けて「りんくんのおパンツ様はどこにしまおっか?」とか「ママ、タオルもおタオル様っていうの?パンツとブラだけじゃかわいそうじゃない??」などと会話。しばし笑いながらの作業となりました。そんな「おブラ様」からふと、思い起こしたんです。
「お肌さまは?」と。まぁそんな言葉でいちいち言いはしませんけど、毎日大事な身体を一生懸命包んでくれていること、様々な動きにも耐え臨機応変に対応してくれていること…普段からちゃんと感謝できていたかな?って。
今までで一度だけそんなことを想いながら、丁寧にめでるように肌にも感謝しながら身体を洗ったことがあります。子が生まれた翌日、お産のあとの初めての入浴の時でした。このときは肌だけじゃなくて身体そのものにも感謝が沸いてきて、多分これまでの人生で一番丁寧なセルフスキンケアをした記憶があります。産後でデリケートになった自分の身体におっかなびっくりしながらの入浴で痛みがでないかとこわごわだったせいもありますが、洗うのも本当にゆっくりゆっくり丁寧にやさしく、洗っていたなぁ…。
働いたり、子育てしながら時間に追われながらの日々ではそうもゆっくりなバスタイムをとることもままならないけれど、思い出して時々は「お肌さま」を労わりたいなぁと思いました。これは以前エステサロンに勤務していたときに講師から教わったのですがCMでバシバシお肌を叩いて化粧品をつけているシーンがあるけどそれよりも優しく、なじませてあげたほうがお肌は喜びます、と。
肌が喜ぶ??と?顔な私に講師は「肌ってね、結構単純なんですよ。ある意味単細胞。愛してあげれば応えてくれる」とも。
科学的じゃないかもしれませんが、それが腑に落ちるように手をかけた翌日には肌がプルプル蘇っているのを目撃することもしばしば。アトピーのお肌さま、今日も頑張ってくれて、ありがとう。

丸岡京子

アトピーっ子育児の会代表。
現在は関東を中心にアトピーの子どもを持つ親子の交流会や、保育つき勉強会の主催などゆるやかな繋がりで、辛い闘病を愉しい育児へシフトすることをモットーに活動中。

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