アトピーは治せる！？　前編

アトピーとの出会い

みなさま、初めまして。社団法人日本ナチュラルビューティスト協会の代表の松崎みさと申します。このコラムがみなさんにとって、少しでも有益な情報となればうれしいです！
私とアトピーとの出会いは、5年ほど前の2008年、娘を出産して半年たったころのことでした。ベビーベッドで寝ていた娘の泣き声が、いつもの泣き声と何となく違うので、慌てて走っていくと、着ていた肌着もシーツも血だらけになっていて、絶句してしまいました。その少し前から、両頬に湿疹のようなものができ始め、できては消え、を繰り替えしていたのですが、とうとうそのかゆみがたまらくなったのか、自分の指で強く掻き毟ってしまい血が出たようです。
慌てて濡れタオルで血をふき取り、その後は常用していた市販のベビーローションを塗ると、肌はあっと言う間にきれいになりその場は治ったような気になっていました。でも、その数時間後、また鳴き声が…
肌がかゆくなると掻き毟る、血が出たところをふき取って乾燥させると治ったような感じがする、でものその数時間後に同じことを繰り返す。数時間おきに、血だらけになった娘の肌着とシーツを交換する。こんな毎日のスタートでした。
そのときは娘がアトピーだとは思いもせず、乳児性湿疹ぐらいにしか考えていませんでした。しかし、それから1か月後、友人に紹介状を書いてもらい診察を受けたアトピーの権威のお医者さまに、「これは重度のアトピーです」と診断されたのです。「ステロイド治療を開始しましょう！」というお医者様の言葉に、私は何か釈然としないものを感じました。これが、私とアトピーとの出会いです。
それから半年が経ち、娘のアトピー症状はすっかりなくなりました。5歳になった現時点まで、アトピーは発症していません。どちらかというと、子供らしい健康的な肌をしていると思います。
次回は私の場合のアトピーの良くなり方をご紹介したいと思います。