女性のアトピー、ブラジャーの悩みについて

[アトピー・ノート] 横井謙太郎

2013年12月24日 [火]

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こんにちは☆横井謙太郎です。
みまさまのアトピーの調子はいかがでしょうか?
先日Twitterで出会った方からご自分のアトピー体験談を聞く機会をいただきました。
特に女性の方は参考になるかもしれませんのでぜひ。

アトピー体験談

最近は安価の物でも色やデザインがとっても可愛い下着が売られていて誰でもそう言った商品を目にすると『着けてみたい』と思いますよね。しかし、アトピー特有の『素材がかゆくなって悪化する』『コナコナが気になって…』と躊躇してしまう方も多いと思います。
私自身、皮膚の状態は全体的にガサガサと乾燥して乳房や乳首だけでなく、腹部に何箇所もの亀裂が入り大きな傷のえぐれが胸の下に出来て、血やリンパ液が流れ出ていた時代がありました。綿100%のブラですら体を動かす度に肌に接触するところがとても痛かったりかゆかったのです。そのときに考えついたのは体の一部分に接触するブラと違って胸部と腹部に密着出来る、そして痒くても掻けない状況になる『サラシ』を巻くことでした。巻く前に薬をしっかりと塗り出先で解けないようかなりきつく巻きました。汗をかく時期は冬と比べて巻く回数を少しだけ減らしました。きつく巻くことでコルセット効果もあるし体形保持にはオススメのアイテムです。
サラシが面倒だと思う方は、綿や麻など肌に合う素材の肌着の上からブラジャーを着けるのも良いと思います。少し着心地に違和感がありますがこの方法なら気に入ったデザインのブラも着けることが出来ます。ブラを着けられるようになってからも紐の部分がかゆくて紐の金具で掻いてしまったり、カップ下の部分が当たって胸の下部が痒かったは、トイレに行くたびに薬を薄く塗ったりして対処しました。乳首や乳房下の傷からリンパが出てしまい、それでも『サラシじゃなくてブラを着けたい』と思ったときは患部にガーゼを当てて着用しました。
自分が健康な肌の人と違って普通に着用出来なくても、ガーゼを剥がした時に付着した浸出液や血を見てると確かに凹みます。だけど『体も頑張って再生しようとしてるじゃん』と気持ちを切り替えて乗り切ってたら、付着量も段々減っていつの間にか綺麗に治っていました。

女性のかた、参考にしてみてください!

横井謙太郎

NPO法人アトピーを良くしたい代表
生まれつきアトピー性皮膚炎があり、重度の症状に苦しんだ時期もあったが、現在は軽度まで改善。様々な治療を試し、今度は自分が支えになりたい「100人のアトピーの人がいたら、100通りの良くなり方がある」との想いからNPO法人を設立。アトピーサロンの定期的な開催、アトピーの人たちの夢を叶える「ドリームウィッシュプロジェクト」をはじめ、最近はメンタル面のサポートとしてカウンセリング事業にも注力。
NPO法人アトピーを良くしたい(http://atopyrecording.org/)

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