子供の味覚向上と発育をサポートする亜鉛

[アトピー・ノート] 須永晃子

2015年10月05日 [月]

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私たちの健康を保つために日々ビタミン・ミネラルを摂ることが大切ですが、ミネラルの中でも、「亜鉛」が子供たちの味覚や生体器官の発育に大変重要な役割を果たしていることをご存知でしょうか。

亜鉛は、新陳代謝を良くし、免疫力を高め、たんぱく質の合成や骨の発育などに欠かすことのできない必須ミネラル。しかし、亜鉛の不足は、味覚障害や発育不全、機能性障害などを引き起こすといわれています。

亜鉛は、通常では不足する心配はありませんが、食品を加工する過程で失われるため、ファーストフードや調理済み加工食品が多くなっていると不足してしまうことがありますので、食生活が乱れていないか注意し、亜鉛を積極的に補給するような食事をとりましょう。

亜鉛は、肉類、魚類、穀物に多く含まれていると言われます。亜鉛を豊富に含む食材には、牡蠣、うなぎ、煮干し、牛肉、チーズ、レバー、卵黄、大豆、納豆、きな粉、豆腐、小麦胚芽、そば、ゴマ、緑茶、抹茶、松の実、カシューナッツ、アーモンド、ココア(純パウダー)、黒米、赤米などが挙げられます。

中でも、秋から冬の寒い時期に美味しくなる牡蠣は、とくにオススメです。
牡蠣は、良質のたんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれることから、「海のミルク」と例えられます。

新鮮な牡蠣であれば、生でいただくのが一番!レモンを絞るだけで美味しくいただけますし、ポン酢和えもオススメです。カキフライや牡蠣鍋など、さまざまな料理アレンジでも楽しめますね。

須永晃子

米国代替医療協会認定ホリスティック・ヘルス・カウンセラー
ヒーリング・フード・コンサルタント。津田塾大学英文学科卒業。東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻環境経済学研究室にて「有機農業」を研究。農学修士。”心身のホリスティックな健康を保つ”「ヒーリング・フード」をコンセプトに、講演やセミナー・イベントを開催。食生活とライフスタイルのアドバイスを中心としながら心身の健康改善に導く<ホリスティック・ヘルス・カウンセリング>を行う。著書『心を癒すたべもの ヒーリング・フード』、『リアル・オーガニック・ライフ』等。

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