2人目を産む決心がつかない 前編
[アトピー・ノート] 赤城智美
2014年12月15日 [月]
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ねえ聞いて
上の子がアトピー性皮膚炎です。乳児湿疹がひどくて、頭からおでこにかけてかさぶたのようなかたまりがあり、1歳近くまで残っていました。
それがやっと消えたと思ったら、今度は首回りや足の甲をぼりぼり掻くようになって、日増しにかゆがる場所が広がって、あちこち傷だらけになりました。
汗をかいたらすぐシャワーするとか、おふろで石鹸を使っても使いすぎないとか、お医者さんから細かい指導を受けて、薬を塗ったり保湿剤を塗ってようやく落ち着いてきたんです。
ああよかったとほっとしていたら、上の子が3歳になると急に、義母が「子どもは一人っ子だとかわいそう」とか「子どもを三人産んだら女はやっと一人前だ」と、やたらと言うようになって、二人目を催促されるようになりました。
下の子も同じようなアトピー性皮膚炎だったらどうしようと思います。また同じようなことになるのかと思うと、とても気が重くて「二人目」を産む気になれません。
後編へ続く。
赤城智美
NPO法人 アトピッ子 地球の子ネットワーク専務理事/事務局長。アトピー・アレルギー性疾患の患者とその家族、子どもや女性の暮らしを支援することをとおして、人と自然が共生し多様な価値を認めあい、誰もが共に生きることができる社会の実現をめざして活動する、発足18年目のNPO法人。電話相談、調査研究、イベント企画立案と実施、講師派遣、執筆、電話相談窓口開設や開設後のサポート、他商品開発や表示についてのアドバイスも行っている。 Webサイト「食物アレルギー危機管理情報(FAICM)」運用中