アトピーとスポーツの秋

[アトピー・ノート] 長谷川敏子

2014年10月10日 [金]

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暑くもなく、寒くもなく、アトピーをもつ私たちにとって秋は心地いい季節ですね。今回は、晴れた空の下で楽しみたい「スポーツの秋」についてお伝えします。

スポーツをして汗をかくことは楽しいし、集中している間はアトピーのかゆみを忘れることができて、ストレス発散にもなります。しかし問題はその汗ですよね。きちんと拭いておかないと、かゆみの原因になりますよね。

そんなこととは知らず、以前はスポーツの後で患部がかゆくなったことがよくありました。

最近は、屋外で体を動かすときタオルを2本持っていきます。1本は乾いたもの、もう1本は濡らしたものです。ジッパー付きのビニール袋に入れ、できれば保冷バッグなどで冷たいままにしておきます。乾いたタオルは汗を拭く用で、濡れたタオルは汗を拭いた後に使うためです。

もしアトピーでなければ、使い捨てのウェットティッシュなどでもOKかもしれませんが、そこは敏感肌の悲しいところ。

ウェットティッシュの成分によっては、患部の症状を悪化させてしまう恐れがあるので、私は市販のウェットティッシュは使っていません。

でも乾いたタオルで汗を拭いただけでは、どうもサッパリしないし、かゆくなる…。そこで思いついたのが、濡れたタオルも持参することでした。

ほんのちょっとした工夫ですが、汗をかいた後でも、濡れたタオルのおかげで、あまりかゆくならなくなりました。すぐにシャワーを浴びることができない場合など、本当に重宝しています。

濡れタオルと乾いたタオルの両方持つことを試してみてはいかがでしょうか。

長谷川敏子

1971年、山形県生まれ。生後間もなくアトピーを発症し、小中高校時代は悪化したが、現在は軽度。琉球大学卒業後、琉球放送報道部ニュース番組のリポーターとなり、多数の現場取材、原稿執筆、ナレーションを担当した。学生時代から15年間沖縄に住んだ後、2006年、東京に移住。現在、フリーランスのライター、話し方講師、司会者として活動中。

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