暑さ対策!(夏本番編)

[アトピー・ノート] 赤城智美

2014年8月04日 [月]

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汗を上手にかけない人は、熱が身体にこもって頭痛をおこしたり気持ち悪くなったりすることがあります。これは熱中症の軽度のものと考えて、すぐに対処しなければなりません。

少し荷物になりますが、蓄冷剤を持ち歩くことをおすすめします。カチカチに凍らせた蓄冷剤を保冷パックに入れてタオルやビニール袋と一緒に持っていると安心です。ペットボトルに少し水も入れて持っているとよいと思います。

暑さで頭痛が始まったり、気分が悪くなりそうになったら、後頭部や耳の下、手のひらなど、冷やして気持ちいいと感じる場所に蓄冷剤を当てて、身体の中にこもった熱を冷まします。
タオルを水で湿らせて手足の表面が湿るようにして拭くと、乾くときに体表面の熱もいっしょに逃げるので少し涼しく感じます。水分補給もします。

夏の暑さで起こった頭痛は、鎮痛剤を飲んでもほとんど効果はありません。そんなときは無理をせず、涼しい場所に移動して安静にしましょう。

夏の外出は、朝早い時間や、夕方涼しい時間を選べるとよいのですが、いかがでしょうか。
いつもの夏と違って、今年は逃げ込める涼しい場所があまりないことを意識して、外出プランをたてたほうがよさそうです。

赤城智美

NPO法人 アトピッ子 地球の子ネットワーク専務理事/事務局長。
アトピー・アレルギー性疾患の患者とその家族、子どもや女性の暮らしを支援することをとおして、人と自然が共生し多様な価値を認めあい、誰もが共に生きることができる社会の実現をめざして活動する、発足18年目のNPO法人。電話相談、調査研究、イベント企画立案と実施、講師派遣、執筆、電話相談窓口開設や開設後のサポート、他商品開発や表示についてのアドバイスも行っている。 Webサイト「食物アレルギー危機管理情報(FAICM)」運用中

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