アトピーには転地療養が良い!?

[アトピー・ノート] 横井謙太郎

2014年6月16日 [月]

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「転地療養」という言葉は、高原や海辺など気候のよい土地に移り住んで病気を治すという意味で用いられることが多いようです。
アトピーをもつ友人の話しですが、沖縄へ4年住んでいる間にすっかりアトピーが改善したという人がいます。気候や空気などが自分にはとても合っていて、気分の良い毎日だったということを言っていました。東京に戻ってきてから乾燥や気候が合わないせいか、悪化することもあったそうです。

ロンドンへ留学している間にすっかりアトピーが完治したという友人もいます。また別の友人はLAに留学している間にアトピーが改善したと言っていました。ロンドンもLAも、首都という意味では東京とあまり変わらないですよね。転地療養は「環境の良い場所」というイメージが強いですが、必ずしもそれだけではないようです。
なぜなら、空気が良い、水が良い、環境が良いということが共通点ではないからです。3人とも共通しているのはモチベーションという観点で、とても前向きであったということです。場所が変わって、心機一転英語をマスターしよう!とか仕事を頑張ろう!とかそういったことが共通点のようです。

たまたま、私の周りにそういう人が3人いただけじゃないの?と自分でも思ったのですが、監修医である良ちゃん先生が言っていたことがとても印象的でした。「留学するとほとんどの患者さんが良くなって帰ってくる」と。
私自身は転地療養をしたことはないのですが、ハイキングや山登りするとか、ゴルフへ行って楽しむとか、温泉でゆっくりリラックスするとか、そういったことも広義の意味では転地療養と言えるのではないでしょうか。
もちろん今の生活も人それぞれだと思いますので、夏休み等にご自分が思う転地療養を実践してみてはいかがでしょうか。

横井謙太郎

NPO法人アトピーを良くしたい代表
生まれつきアトピー性皮膚炎があり、重度の症状に苦しんだ時期もあったが、現在は軽度まで改善。様々な治療を試し、今度は自分が支えになりたい「100人のアトピーの人がいたら、100通りの良くなり方がある」との想いからNPO法人を設立。アトピーサロンの定期的な開催、アトピーの人たちの夢を叶える「ドリームウィッシュプロジェクト」をはじめ、最近はメンタル面のサポートとしてカウンセリング事業にも注力。
NPO法人アトピーを良くしたい(http://atopyrecording.org/)

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