アトピー、夏の子供服

[アトピー・ノート] 長谷川敏子

2014年6月13日 [金]

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今回も、子供の頃からアトピーだった私のために、母がしてくれた「夏のアトピー対策」についてお話します。
洋服は、できるだけ綿などの自然素材のものを着せていました。アクリルなどの化繊が肌に触れると、痒くなることがあったそうです。夏は特に、綿の柔らかい素材、例えばガーゼのような汗を吸いやすいものならベスト。女の子には、レースがついている洋服も着せてあげたくなりますが、襟や袖などにレースがついていると、そこが擦れて、痒くなるので、直接は肌に当たらないようなデザインを選んでいたようです。
それから、気をつけていたのは、直射日光。肌に直接当たらないようにしていました。
ステロイド剤などの薬を塗った肌を紫外線にさらすのは、特によくないと聞いていたそうで、Tシャツなどは、ノースリーブではなく、七分袖などの少し長めのものを着せていました。もちろん、帽子も忘れずに。
夏は汗をかくので、入浴やシャワーの機会が増えます。そこで使うのが、石鹸。私の母は、スーパーなどで販売されている洗浄成分の強い普通の石鹸ではなく、薬局などで売っている刺激性の少ない石鹸を探して買っていました。
今は、そういう石鹸も、ドラッグストアや通販で手軽に手に入るようになりましたね。
約40年前も今も、アトピーだから気をつけるべきことは、変わらないのかもしれません。次回も、私の母の「アトピー対策」についてお伝えします。

長谷川敏子

1971年、山形県生まれ。生後間もなくアトピーを発症し、小中高校時代は悪化したが、現在は軽度。琉球大学卒業後、琉球放送報道部ニュース番組のリポーターとなり、多数の現場取材、原稿執筆、ナレーションを担当した。学生時代から15年間沖縄に住んだ後、2006年、東京に移住。現在、フリーランスのライター、話し方講師、司会者として活動中。

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