アトピー日記をつけたい！　3

ブログというのは自分の家でノートで書く個人的な日記と違い、人目にふれる可能性のあるものだから、書くときはもちろんそれを意識して書く。
けれどどんな人が読み、またコメントしてくるかによって時には批判にさらされたりするかもしれないし、大いに傷つけられる可能性だってある。
ゆえに綴ることを躊躇する人は多いもの。
恐ろしいことに私はこの点をあまり気にしていなかった。
実際当時綴っていた日記においては、いやな書き込みで傷ついたことはないし、逆にたくさんの励ましや暖かさ・安らぎをそこで得ていたのできっとラッキーだと思う。

私がブログを書いていたのは主に感情のコントロールのためだった気がする。
鬱積するネガティブな感情をどうにか立て直すためだったり、アトピーの苦しさや納得できない医療への反発などなど…理解して欲しい気持ちだったり、混乱している気持ちだったり。
時にはちょっぴり攻撃的な文面になっていたかもしれない。
今思うと未熟な文章や赤裸々さが少し恥ずかしいけれど、赤裸々に綴ったおかげで、得た事もある。
その一番大きなことは「外部とのつながり・関係性」だ。例えば「アトピー日記をつけたい！2」で書いたように音楽の話で繋がっていた友人たちがブログを通して初めて私達親子の苦悩を知った。そして「アトピー」に関心を示してくれた。
いまだから打ち明けるけれど、最初にmixiでアトピーっ子育児の会を立ち上げたとき、思い切って立ち上げたものの、はっきりいってどれくらいのニーズがあるのか確証なんてなかった。
そこでmixi内の機能を使って新しいコミュニティーを作ったら、多くの音楽仲間が早速コミュニティーに加入してくれたのだ。
彼らの多くは独身だったりアトピーっ子もいなければ自身もアトピーじゃない。だから当然加入してほしくて案内を送ったわかではなかった。
でも彼らが加入してくれたとき、「応援してるよ！」のメッセージが凄く伝わってきて、ものすごく嬉しかったのを覚えている。
因みに現在のメンバーは当たり前ですがリアルでアトピーっ子の親の方々がほとんどです。