梅雨の前にやっておくとよい掃除の話

[アトピー・ノート] 赤城智美

2014年2月13日 [木]

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前回お話した「掃除はメリハリが大事。あれもこれもいっぺんにやろうとすると長続きしないので、洗う、拭くなどのテーマごとに、集中ポイントを決めて掃除する」が掃除の知恵袋1だとすると、知恵袋2は「季節を選んで早めの対処」です。

梅雨時はカビが生えやすく、夏にさしかかるとダニの動きが活発になります。
掃除のポイントは、ダニやカビが増える前の季節、つまり梅雨の前に押し入れの中のものを出して拭き掃除し、押し入れに風を通し、不要なものは廃棄することです。
押し入れが梅雨より前に風通しのいい状態になるようにするといいのです。
時間のかかる作業ですので、すべてを一度にやろうとせず、週末の2日間のできる範囲でトライしてみてください。
窓を開けて換気するので、風が強くない日、雨が降っていない日を選びましょう。
花粉がたくさん飛んでいて窓をあけることができない人は、押し入れの入れ替えの時も、普通の掃除をするときも拭き掃除を中心にします。
拭いた後の湿気を室内に残したくないので、扇風機の風を天井に斜めに当てて、室内に気流を作って乾燥するとよいですよ。

赤城智美

NPO法人 アトピッ子 地球の子ネットワーク専務理事/事務局長。
アトピー・アレルギー性疾患の患者とその家族、子どもや女性の暮らしを支援することをとおして、人と自然が共生し多様な価値を認めあい、誰もが共に生きることができる社会の実現をめざして活動する、発足18年目のNPO法人。電話相談、調査研究、イベント企画立案と実施、講師派遣、執筆、電話相談窓口開設や開設後のサポート、他商品開発や表示についてのアドバイスも行っている。 Webサイト「食物アレルギー危機管理情報(FAICM)」運用中

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